コラム

復興

りくカフェ 健康と生きがいを届ける食堂

 
みなさん、こんにちは!
今日は陸前高田にある「りくカフェ」というコミュニティカフェを紹介したいと思います。
 
「誰もが楽しく集える場」
 
「市内外を結ぶ架け橋としての場」
 
「健康と生きがいづくりの場」
 
以上3つの理念をもとに歩む、りくカフェの魅力を見ていきましょう。(素敵なコンセプトですね~♪)

 

 

震災後に町の中心部が流出した陸前高田では、住民の憩いの場所が求められていました。そこで、支援に入った東京大学の小泉先生という方が「りくカフェ」の建設の計画を進めたそうです。

 

 

そして「運営は地元の人に任せたい」と考えていたところ、名乗りを上げたのが陸前高田の婦人会の方でした。代表の鵜原さんは多くの支援があって「りくカフェ」ができたので、なんとか地域に根づく場所にしたかったと話します。

 

 

ランチのメニューは週替わりなので、スタッフ全員で知恵を絞ります。

 
当初の運営は、事務経験の乏しいメンバーが運営を行っていたので、なかなか思うように進まなかったようですが、東京大学の学生たちや、全国から集まるボランティアの方の力を借りながら運営を進めた結果、ようやく現在の形となりました。

 
数ある取り組みの中でも、鵜原さんが力を入れる事業は、高齢化が進む地域の健康寿命を延ばす「スマートクラブ」という取り組みです。開始から4年間で約100人の参加を実現しており、具体的には、健康診断と体操を行ってから講座を受講。そして、ヨガ、ハーブ、食事指導から足つぼなど、専門家を招いての本格的な講座を運営されています。資金面の問題から、市の委託事業として行っていましたが、参加条件が65歳以上で陸前高田市内の方に限定されるため、自主財源で進めていくことを検討しているといいます。(スゴイですね!)

 
りくカフェの運営資金での問題は尽きないと話していましたが「自分たちでできること」を続けて「地域で活動していきたい」という想いを熱く話してくださいました。

 

 

鵜原さんと話していると、注文した健康ランチが届きました。この日のメニューは鮭の柚子胡椒焼きです。彩り豊かで素材の味を生かした薄味はりくカフェのこだわりが詰まっていました。毎週ごとに旬の食材を使って提供しているランチは地域の方に大人気。大切にしていることは健康的な食事を体験してもらうことだそうです。

 

 

こちらはアーティストボード。店内の壁一面に広がります。食事をされてから一芸を披露した方にサインしてもらいます。

 

 

復興大臣や芸能人にも歌ってもらい、坂本龍一さんなどの有名人のサインもありました!

 

 

お店の隣には地域の人で作る素敵なコミュニティガーデンもあります。

 
陸前高田の復興は他の被災地に比べて遅れていると言われており、中心地ではまだ復興工事が進められています。それでも、お昼時に集まってくる地域の方々の笑顔を見て、りくカフェの存在は地域の方々の癒しとなり、健康生きがいを運んでいるんだなと感じました。

 
「陸前高田は、新しい町へと生まれ変わる」

 
りくカフェを後にして市内の掲示物の言葉がより伝ってきました。みなさんも「りくカフェ」のランチで健康と生きがいを体験してみませんか?

 
りくカフェのHPはこちらです。
http://rikucafe.jp/

 
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