コラム

復興

仙台市の震災遺構 荒浜小学校を訪ねて

 
みなさん、こんにちは!
今日は仙台市にある震災遺構「荒浜小学校」をご紹介したいと思います。

 

 

荒浜地区は仙台市中心部から車で15分ほど移動した場所にあります。2017年5月から震災遺構として建物内の見学が可能となり、これまでに1日当たり300人、合計14万人の人が見学に訪れています。校舎の横に事務所が設置されて仙台市の職員の方が案内をしてくださいます。

 
荒浜小学校には震災発生時に320人の方が屋上へ避難しました。屋上にいた方は一人ずつがヘリコプターでつり上げられ、全員が救助されましたが荒浜地区では2200人のうち190人以上の方が亡くなられました。

 
小学校に避難した方が全員助かったにもかかわらず、犠牲者が多く出てしまった原因は、津波が来ることを想定せずに避難が遅れてしまったこと、そして、仙台市内にいる人が自宅の様子を確認するために荒浜地区へ戻ってきたからだということでした。

 

 

4階の空き教室では、救助までの様子を記録した動画が上映されています。

 

 

別の教室では震災以前の町の模型が展示されています。復興支援で荒浜小学校に入った神戸大学の学生が地域の人にヒアリングを行い、震災以前の町並みを再現するために、家の色を塗りました。一軒ごとに住んでいた方の名前が書かれていて再現度が高いです。

 

 

さらに、別の教室では避難物資が展示されています。展示に留まらず避難所としての役割も担っているそうです。この教室には合わせて100人が収容可能です。小学校の周囲には5000人が避難可能な丘も作られることが決まっています。

 

 

こちらは荒浜小学校の入口になります。津波は2階部分に達しています。建物の中に入ると津波の痕跡が残っています。天井には津波の黒い跡が残り、天井の大部分は壊れたままになっています。

 

 

 

 

津波の被害を受けた地域では、半分がスポーツレクリエーションの施設として活用されます。そして、残りの部分を公募された企業とJRが運営する果樹園に活用されます。昔は半農半漁で栄えた荒浜地区ですが、土地の活用を検討するときに、荒浜地区の住民の方の意見を採用することを優先に意思決定をされたそうです。その時に1次産業の活用ではなく、企業の誘致をもとめる声が多かったといいます。最初は仙台市内でアイデアを公募したため、カジノ誘致や全面に工場を建設などのアイデアが出たみたいです。案内してくださった方は、荒浜地区出身の方だったので言葉に詰まっていました。

 

 

私は、今回初めて荒浜小学校へ足を運びました。震災遺構として整備された、こちらの建物に入ったのは初めてでしたが、津波の威力を五感で感じ取ることができました。仙台市内からバスも出ているので、三陸沿岸へお越しの際には立ち寄ってもらいたい場所です。震災に関心のある方には何かを感じることができる場所だと思います。
 
ちなみに、私は「生きる力」「日常への感謝の気持ち」そして、同時に「震災の教訓から学ばなくてはいけない」と強く感じました。

 
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