気仙沼のシンボル 安波山
みなさん、こんにちは!
今日は、気仙沼にある標高239mの安波山の様子をご紹介したいと思います。
安波山は「航海の安全と大漁を祈願する」という思いを込めて名付けられました。北上山系に属する安波山は、古来中国の風水思考で重なる山並みを、龍脈と呼んでいたことにちなみ、龍をイメージした安波山公園が5合目駐車場付近から山頂に向かって整備されています。
登山前には龍が出迎えてくれます。デザインコンセプトは太平洋に水を飲みに来た龍だそうです。気仙沼市民も参加して作られた公園のように山頂に進む途中では数々の仕掛けが待っています。
駐車場付近は、人気芸人のサンドウィッチマンが、震災当時避難していた場所として知られています。東北はもちろん、日本中から愛されるサンドウィッチマンが継続して東北へ支援を行う理由は、震災時、安波山で過ごした時間も関係しているのかもしれません。
この建物は海の見えるお便所。
このトイレは全国のグッドトイレにも選ばれたことがあります。絶景を眺めながら用を足すと、都会では味わえない開放感がありそうですね(笑)
途中でテラスがあるので写真撮影に最適。この日は快晴で登山日和でした!
山頂に到着すると様々な仕掛けが登場します。その一つ一つを見てみると海外からの支援を記念したものもあります。
こちらのカラフルな椅子のようなもの。カナリア半島ラスパルマスからの記念品です。
こちらはオーストラリアのフリーマントルから。
そして、シンガポールから。上にあるのはマーライオンですね!
頂上でのんびりしていると、毎日散歩しているという地元の男性と一緒になりました。その方は津波で家が流されたので老人ホームに逃げたと話していました。海には油が流れて一面が炎に包まれたと口にした後に
「今は復興が進んで来て、毎日頂上から気仙沼の変化を見ているのが生きがい」
と口にしていた姿がとても印象的でした。
三陸沿岸の魅力は人の温かさ。それは山の上でも変わりませんでした。道ゆく人が声をかけてくれて、山頂ではガイドをしてくれる人もいました。見ず知らずの僕に、あの場所には〇〇があって、あそこは〇〇と嬉しそうに語りかけてくれる姿に、胸がいっぱいになりました。
気仙沼のシンボル安波山は、外から見ても存在感を放っていますが、登ってみるとまた違った体験ができます!
あなたも、一度でも山頂まで登ってみませんか??
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