三陸の漁師を支え続ける3万点の漁具(後編)
みなさん、こんにちは。
前回のブログの続きです。
そして、最後に大きな音がする工場へ案内されました。工場に入る前に、「ここで製造されているものは、採算が合わなくなってきたので、今後、製造中止になります。」とお話されました。作っているものは、海でよく見る「浮き」です。
熟練の社員の方が、「浮き」を黙々と作られていました。高温の素材が機械から出てきてすぐに「浮き」の形へ素早く整えます。素材が空気に触れるとすぐに硬くなってしまうからなんですね。
整形した時に削られた素材は、機械に戻して再利用されます。熟練の作業員さんと、巨大な機械がもうすぐ使われなくなってしまうと考えると、少しさみしい気持ちになりました。グローバル化の波が、三陸にも影響を与えているんだと思います。
漁具と聞いて、みなさんはどんなものを想像されますか?僕は、お恥ずかしながら、漁師さんが着用する雨具(カッパ)のイメージしかありませんでした。しかし、アサヤさんで漁具の説明を受けて、水産業全体に対する興味も高まりました。一誠さんのわかりやすい説明と、職人さんの技と力は大きいですね。「漁民の利益」にもちろんなっていると思いますが、「市民の利益」にもなっているなと感じた今回の見学でした。
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