三陸の漁師を支え続ける3万点の漁具(前編)
みなさん、こんにちは。
今日は気仙沼エリアの観光企画である「気仙沼ちょいのぞき」のツアー先の1つ、アサヤ株式会社さんのツアーを2本に渡りご紹介します。アサヤさんは、1850年創業、気仙沼を中心に三陸沿岸で漁具を取り扱う会社です。今回は専務の廣野一誠さんの案内で職場見学をさせていただきした。
一誠さんの案内で漁具を一つ一つ見学させて頂きました。このカゴは、つぶ貝やタコを取るために作られた「タコカゴ」という漁具です。中にエサとなるサンマを刺して、海に沈めてタコがかかるのを待つ漁法だそうです。
友人の漁師から、タコカゴ漁の話はたくさん聞いたことがありましたが、実物のカゴを見たのは初めてだったので超面白かったです!。
タコカゴには毛ガニなどがかかり、中には重さ30キロを超える毛ガニもいると、友人から聞いたことがありましたが、その重さに耐えきることができるのはカゴを作る職人さんがいるから、漁ができるんだなと勉強になりました。
次に、資材庫の中を自由に見学させていただきました。そこには、初めて見る漁具が大量にあり、専務の一誠さんでも全てを説明できないほどの漁具が保管してあるとのことです。その数はなんと3万点以上!!(驚き)
漁具の種類がそれだけ多くなった理由は、漁師さんの要望に合わせて道具を作った結果なんだそうです。「命を張って漁をする漁師の方、お一人ひとりのために漁具がある」というお話がとても印象的に残りました!。「漁民の利益につながる、よい漁具を」というアサヤさんの企業理念が目に入り、グッと心に響きました!
ちなみに、これはロケットピンクという漁具。インパクトのある名前ですが何に使われるのかは分からず(笑)
このツアーは、見学や漁具の説明だけにとどまらず、参加者に楽しんでもらう工夫を凝らして、クイズも用意されています♪
特に印象的だったクイズは、「マグロのはえ縄漁のはえ縄の長さ」の問題です。みなさん、だいたいどのくらいだと思いますか??正解は。。。。
なんと100キロ(!!)もの長さがあるそうです!僕は30キロと回答しましたが、それでも長いと感じていたので衝撃的でした。8時間もかけて引き揚げてマグロを獲るそうです。。。(スゴイ)
そして、このロープは力を入れて引っ張っても解けないと言われたので、僕たちもやってみました。どんなに力を入れても解けませんでしたが、一方を縮まないように抑えて片方を引き抜くと簡単に解けました。延縄の長さにも驚きましたが、漁具への工夫にも同じくらいに驚かされました!
ちなみに、この道具の名前は「ツナショッカー」というそうです。ステンレスでハート型の道具は大型マグロに電気ショックを与えて気絶させる道具。その唐突に現れた漁具に参加者も興味津々でした。次はどんな漁具が待っているのでしょうか?後半に続きます!(笑)
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