コラム

食・自然

これからが旬!三陸わかめ

 
みなさん、こんにちは。
今日は、これからが旬!「三陸わかめ」について紹介します。三陸地方では、わかめ養殖がとても盛んに行われています。
 
みなさんは、わかめといえば、スーパーに売っている「乾燥わかめ」を使っている方が多いのではないでしょうか?どちらかといえば「お味噌汁」などの脇役として知られているわかめ。しかし、この時期の三陸わかめは、肉厚で歯ごたえがあってとても美味しいのです。(^^)
 
そもそも、わかめがどのように育っているか、みなさんご存知でしょうか?わかめの養殖は、ロープに数十センチ間隔で「わかめのタネ」を挟むところから始まります。タネを挟んだロープは海に浮かべられ、わかめは下に向かって成長していきます。
 
わかめは他の養殖より、生育のサイクルが早いことが特徴です。ホタテやホヤは数年単位で養殖しますが、わかめは秋にタネつけをして、年明けには2~3mの長さまで成長します。わかめの刈り取りは、わかめロープを引き上げて行います。

 

 
(わかめのロープを引き上げる様子)
ロープから下に向かって成長しているわかめを、一本一本刈り取ります。
 

 
(刈り取ったわかめ)
 
下の部分がみなさんのよく知っているわかめ。そして上の部分は「めかぶ」なのです。皆さんは「わかめ」「めかぶ」が同じ海藻だということはご存知でしたか?わかめの根本にある「ひだ状の胞子葉」が、よくパックに入って売られているネバネバした「めかぶ」なのです。刈り取られたばかりのわかめは、緑色ではなく茶色です。これをお湯にくぐらせると、一瞬で綺麗な緑色に変化します。

 

 

一本で土鍋いっぱいの量になります。茹でたわかめはそのままわかめサラダ等で食べられます。
 

 
(鰹節とポン酢で)

肉厚でシャキシャキとした歯ごたえがありとっても美味しいです。
ちなみに「めかぶ」はこの部分。お湯につけると一気にぬめりがでます。

 

 
これを包丁やミキサーで細かくすると、皆さんがよく知っているめかぶになります。
 
わかめは傷みやすいため、通常、生の状態ではなく、塩をまぶした「塩蔵わかめ」や乾燥された「乾燥わかめ」の状態で出荷されます。そのため、この「生わかめ」を味わうことができるのは、この時期、東北だけになります。皆さん、ぜひ東北に美味しい「生わかめ」を食べに来ませんか?

 
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