コラム

食・自然

ちょっと面白い乾物屋さん

 
みなさん、こんにちは!
今日は、気仙沼市東新城にある“ちょっと面白い乾物屋さん”「山長 小野寺商店」について紹介します。創業70余年の老舗の乾物屋さんなのですが、何が変わっているかと言うと、この乾物屋さん、乾物を売るだけじゃ無いんです!!

 

 

まず店内に入ると綺麗に陳列された商品と、木の良い香りがします。

 

 

そして女将さんの小野寺由美子さんがとっても素敵な笑顔で迎えてくれます。由美子さんは東京都から気仙沼に嫁いで来て約30年になるそうです。乾物を売るだけじゃ無いと言っても、もちろんカツオ節や干物、海苔などの美味しい乾物もたくさんあります!美味しい乾物に加えて小野寺商店が提供してくれるもの、それは“人と人を繋ぐ温かい時間”です。

 

 

小野寺商店、あるときは「手作り味噌作りの工房」となります。前日から水に浸けた大豆を煮て、踏み潰し、麹と塩を混ぜるんだよ、と大量生産の味噌の味しか知らない地域の若者に手作り味噌の味を教えてくれます。

 

 

またあるときは「出汁の取り方教室」となり、美味しいお出汁の取り方を伝授してくれます。10種類以上の食材を用意して、食材一つ一つの特徴を丁寧に教えてくれます。

 

 

お出汁を取った後は、お出汁の効いたおでんや秋刀魚のつみれ汁の作り方も教えてくれます。
 
 
そしてまたあるときは、先生を呼んで「シフォンケーキ作り教室」「体に優しい“食養”の料理教室」にもなります(^ ^)

 

 

こちらは、シフォンケーキ作りの様子。講師の先生は本業は農家をしている男性でした。

 

 

 

 
 
こちらは食養講座の様子。先生は秋田県からお越し頂きました。

 

 

 

 

いろんな顔を持つ小野寺商店ですが、地元気仙沼の「気仙沼バル」のイベントの際には、気仙沼海の市シャークミュージアムの駐車場にテントを張り、美味しい手作りおにぎりや手作りケーキも並びます。
   
 

 

さらには東京・静岡・神戸など日本全国へ足を運び、物産展や展示会も行っています(^ ^)近頃は海外での販売も行っており昨年6月には台湾で開催された「台湾国際観光旅行博覧会」にも出店されています。

 

 
 
写真は台湾での展示会の様子です。

 
現在の小売店舗となって1年5ヶ月ですが、開店までの道のりには様々な困難もあったそうです。震災で以前の店舗が流出し震災直後は9ヶ月に及ぶ路上販売。そして仮設商店街「気仙沼鹿折復幸マルシェ」での営業をスタートしました。

 

 
※写真は仮説商店街時代

 
しかし、鹿折地区の全面的な嵩上げ工事に伴い仮設商店街「鹿折復幸マート」への移転を余儀無くされました。計4年8ヶ月間の仮設商店街での営業を経て2017年8月に小売店舗を再建させ今に至ります。女将の由美子さんの笑顔には震災を乗り越えて来た強さと優しさがあるような気がします。

 

 

そんな小野寺商店さんが、震災後に開発したのがオリジナルブランドのふりかけ「気仙沼海ごはん」です。震災以前は卸業専門でオリジナル商品は無かったとのこと。震災で自宅と店舗を失い、再出発の際に「支えてくれた人々」“感謝の気持ちを届けたい”との想いで、約1年かけて開発したそうです。三陸産のわかめ、ふのり、とろろ昆布、オキアミをふんだんに使いご飯やお味噌汁、パスタにもよく合います(^ ^)

 
気仙沼には、「新しいことをやり続ける」老舗の乾物屋さんがあります。みなさん、気仙沼に来た際は美味しい乾物と優しい女将さんに会いに、ぜひ小野寺商店にもお立ち寄りください(^ ^)

 
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